ソニーα6400のおすすめのレンズについて。
2019年2月にα6400が発売されて早2年が経ちましたが、α6400はコスパがいいこともあってα6600発売後もめちゃくちゃ人気なカメラですね!
性能的にも申し分なく、金額的にも初心者の方にもおすすめできるカメラですので、初心者の方目線でもどのレンズがおすすめなのかを書いていきたいと思います。
α6400には初めからレンズがセットされているレンズキットが3種類ありますが、その3種類のレンズキットと、レンズキットの以外のレンズでおすすめなレンズも紹介していきたいと思います。
※自分は家族の思い出を残すために写真を撮っているパパカメラマンで、どちらかというと細かい画質よりも、便利さや使い勝手を重視しているタイプです。そんな感じの目線でレビューしていきます。
初心者におすすめα6400レンズキット
初心者の方に特におすすめなのが、すでにカメラにレンズがセットされて売ってあるレンズキットです。
・パワーズームレンズキット:α6400+SELP1650
・ダブルズームレンズキット:α6400+SELP1650&SEL55210
・高倍率ズームレンズキット:α6400+SEL18135
ボディのみの他、レンズがセットされたキットが3種類あります。
レンズキットは、レンズが付属されている状態ですぐに写真が撮れるようになっているので、初心者の方やカメラを初めて買うという方に特におすすめです。
簡単に説明すると、
「とりあえずカメラを始めるならパワーズームレンズキット」、「望遠レンズも欲しいならダブルズームレンズキット」、「便利なズームレンズが欲しいなら高倍率ズームキット」という感じになりますが、
この3種類のレンズキットはどれがおすすめなのかというのはこちらの記事に詳しくまとめていますので、こちらも合わせて読んでいただければと思います。
(最後にもリンク貼っておきます。)
とにかく予算を抑えたいなどであれば、パワーズームレンズキットでも十分いい写真が撮れますし、初めてカメラを購入する方はとりあえずレンズキットからスタートするのをおすすめします。
自分もカメラを始めた時はとりあえずレンズキットからスタートしました。
ただ、やはり写真を撮っていくにつれて、レンズキットのレンズじゃ物足りなくなり、レンズがどんどん増えていきました・・・ いわゆるレンズ沼ってやつにハマりました・・・笑
さて、そんなわけでレンズキット以外のレンズも紹介していきたいと思います。
標準ズームレンズ
新発売!TAMRON 17-70mm F/2.8 Di Ⅲ-A VC RXD
1番のおすすめはズバリ、2021年1月14日にタムロンから発売されたこのレンズ。
なんと17-70mm(換算25.5-105mm)のF2.8通しズームレンズです。
70mmまでF2.8で撮れるとても魅力的なレンズで、手振れ補正も搭載されているので手振れ補正のないα6400にはぴったりなんですが、
長さ119.3mm×最大径74.6mm、重さ525gなので、SONY純正レンズSEL1655Gより一回り大きくて少し重たいというのがネックです。
広角端0.19m、望遠端0.39mとかなり寄れるのもこのレンズの特徴で、
自分もタムロンのレンズはα7Ⅲでよく使っていますが、寄れるところがすごく気に入っています。
大きくて重いとはいえ、やっぱりF2.8の標準ズームレンズは持ってて便利です。
値段もそこそこ安いですし、人気になるレンズ間違いなしです。
またレビュー書きます。
SEL1670Z
次におすすめなのが自分も1番大好きなSEL1670Zで、キットレンズのSELP1650からのステップアップにも1番おすすめのレンズです。
SEL1670Zはとても使い勝手の良い標準域の高画質ズームレンズで、F4通しなので16-70mm(35mm換算24-105mm)までF4のまま撮影できます。
初心者の方には先に紹介したタムロンの重いレンズより、コンパクトなこちらのレンズの方がいいかもしれません。
日中は付けっぱなしにしておけるレンズですが、F4で真っ暗なところや夜はどちらかというと苦手なので、明るい単焦点レンズも一緒に持ち合わせておくのがベストです。
コンパクトで308gと軽く、見た目もカッコいいツァイスレンズなのも魅力です。
パワーズームレンズキットのSELP1650より写りも断然良いので、パワーズームレンズキットを購入予定で予算に少しでも余裕がある方は、ボディ+SEL1670Zを買うというのもかなりアリかと思います。
SEL1655G
2019年10月11日に発売されたSEL1655Gですが、 EマウントAPS-C用SONY純正レンズで唯一のF2.8通しの標準ズームです。
F2.8通しなので16-55mm(35mm換算24-82.5mm)までF2.8のまま撮影できますが、494gとそこそこ重たく、持った感じも大きくてずっしりと感じます。
Gレンズなので写りは抜群にいいのですが、手振れ補正がついていないレンズなので、ボディ内手振れ補正のついていないα6400やα6100で使うには、そこの部分だけ注意が必要です。
どちらかというと中級者以上向けのレンズですね。
とても良いレンズなのですが、値段もなかなかなので、コンパクトさや金額面を考えるとSEL1670Zの方がおすすめです。
コンパクトさは気にせず、とにかく写りの良い明るいズームレンズが欲しい方にはとてもおすすめのレンズです。
SEL18135
高倍率ズームキットレンズとしてついてくるSEL18135ですが、このレンズは非常に使い勝手が良いという面でかなりおすすめです。
18-135mm(35mm換算27-202mm)までを1本でカバーする超便利ズームで、極力荷物を減らしたい旅行などに持って行くのに最適です。
2018年に発売されたまだまだ最新設計のレンズになりますので、高倍率ズームレンズとしても画質もかなり良好です。
325gと軽くてコンパクトで値段も比較的安いのも魅力です。
SEL1018と組み合わせれば、2本で10-135mm(35mm換算15-202mm)まで撮れることになるので、旅行なんかにはとてもおすすめの組み合わせです。
SEL18135は、SEL1670Zと悩ましいところですが、16mmの広角そしてF4を選ぶならSEL1670Z、便利な1本を選ぶならSEL18135といった感じでしょうか。
そんな比較も書いてます。
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM
コスパ最強寄れる標準ズームレンズとして個人的におすすめなのが、SIGMAのこのレンズなのですが、
MC-11を持ってる方に特におすすめで、純正レンズではないので初心者の方には全くおすすめできません。
SONY純正ではなくSIGMAのキヤノン用のレンズになるのでMC-11というアダプタを介して装着する必要がありますが、α6400でも純正レンズとほぼ変わらない感じで使用できます。
F値が2.8-4と明るく、最短撮影距離が0.22mとかなり寄れるというのがこのレンズの特徴で、17-70mm(換算25.5-105mm)とズーム域も広いのでかなり使いやすいレンズです。
α6000が発売された時にSEL1670Zより寄れるレンズがほしくてこのレンズを使っていて、当時はレンズの選択肢も少なかったので、消去法的な感じで使っていたのですが、
今はレンズの選択肢も多くなってきたので予算がある方は間違いなくSONY用レンズを使った方がいいです。
このレンズSONY純正のレンズと比べて値段もびっくりするぐらい安いので、MC-11を持っている方には特におすすめのレンズですね。
単焦点レンズ
単焦点レンズは、焦点距離が固定されたズームができないレンズですが、F値が明るいので背景をボカしたり、夜でも明るく撮影することができます。
背景を思いっきりぼかせたりとズームレンズとはまた違った写真が撮れるので、単焦点レンズを1本でも持っておくと写真を撮るのがさらに楽しめます。
単焦点レンズも何種類かありますが、比較的安くて使いやすいレンズを2つ紹介しておきます。
SEL35F18
1番のおすすめはSEL35F18です。
35mm(35mm換算52.5mm)という焦点距離は、人の視野に1番近い画角と言われているので、とりあえず1番最初に買っておいても間違いないレンズです。
自分がカメラを使っている1番の目的は「家族の思い出を残すため」ですが、単焦点1本で出かけるなら、1番無難なSEL35F18を持っていきます。
日中はSEL1670Zなどのズームレンズを使うことが多いですが、夕方暗くなってきたらSEL35F18に交換して、夜はこのレンズをつけていることがほとんどです。
154gとめちゃくちゃ軽くコンパクトというのも魅力です。
35mmは、とにかく1番使い勝手のいい焦点距離なので、単焦点レンズを使ってみたいという方にも、初めてカメラを買うという方にもおすすめできる1本です。
フルサイズ用で「SEL35F18F」というレンズもあり、同じEマウントなので使うことはできますが、α6400にはSEL35F18を使うのがおすすめです。
SEL50F18
とにかく安い単焦点レンズがほしいならSEL50F18です。
とにかく安いですが写りはかなり良いので、コスパ最強のレンズです。
50mm(35mm換算75mm)という焦点距離は中望遠になるので、風景を広く写したいという初心者の方には少し難しいレンズかもしれません。
どちらかというとこのように風景を切り取るというレンズです。
このレンズ、人物ポートレートにかなり向いていて、赤ちゃんから5歳ぐらいの子どもを撮る方にはぜひ使ってほしいレンズです。
自分は、知識もなく「安いから」という理由でカメラを始めた時にレンズキットとSEL50F18を買ったわけですが、カメラを使う目的が「子どもを撮る」だったので、ホントに買ってよかったと思っています。
(いずれも5~6mの距離から撮っています)
子どもが遊んでいるのに一緒に付き添っていきながら、子どもメインでしっかり撮れるレンズです。
子どもを撮るためにカメラを買いたいというパパママには、少しでも安く済ませるならレンズキットは買わずにボディ+SEL50F18で買ってほしいとも思うほどです。
安くて写りもいいのでホントにおすすめのレンズです。
このレンズもフルサイズ用で「SEL50F18F」がありますが、「SEL50F18」です。
望遠レンズ
SEL70350G
1番のおすすめの望遠レンズは、2019年10月11日に発売されたSEL70350Gです。
SEL70350Gが発売されるまでは、EマウントAPS-C用望遠レンズはSEL55210しかなかったので、フルサイズ用のレンズを使ってる人が多かったと思いますが、フルサイズ用の望遠レンズめっちゃ高いんですよね・・・
SEL70350Gは、70-350mm(35mm換算105-525mm)という広い範囲を撮影できて、625gとかなり軽く、手のひらより少し大きいぐらいでかなりコンパクトです。
オートフォーカスも速くスポーツ撮影なんかにも最適です。
新設計のレンズですし、α6400用に望遠レンズがほしいという方には1番のおすすめですね(またレビュー書きます)。
SIGMA100-400mmライトバズーカ
350mmまでではなく400mmがほしいという方は、「SIGMA100-400mm F5-6.3 DG DN OS」が、コスパもよくおすすめです。
フルサイズ用のレンズですが、α6400で使うこともできます。
SEL70350Gよりかなり大きくなってしまいますが、400mmまで撮りたいという方や、フルサイズカメラと一緒に使おうという方にもおすすめです。
SEL70200G
遠くを撮影する運動会やスポーツ撮影にはSEL70350Gがおすすめですが、そこまで遠くを撮らない場合はF4通しのSEL70200Gがおすすめです。
F4通しのレンズなので、70-200mm(35mm換算105-300mm)までF4のまま撮影でき、背景も大きくボカすことができます。
840gありSEL70350Gよりも一回り大きくはなってしまいますが、70-200mmの焦点距離を使うことが多く、より背景をボカしたい場合はSEL70200Gの方がおすすめです。
まとめ
一眼カメラの魅力は、やはりレンズを交換して撮影できることですが、どのレンズを買ったらいいのかわからないって人はかなりいると思います。
自分もそうでしたが、いろいろ使っていくうちによく使う焦点距離がでてきて、このレンズを使ってみようという感じでレンズが増えていきました。
まずは使ってみるということが大事なので、持っているレンズを使い込んでみる、初心者の方はとりあえずレンズキットからスタートしてみる、でいいかと思います。
(レンズで悩んで増えていくのはとても楽しいです。)
この記事では何種類か紹介させていただきましたが、標準ズームレンズではやはり「SEL1670Z」、そしてタムロンから新しくでたレンズ、単焦点レンズでは「SEL35F18」「SEL50F18」、望遠レンズでは「SEL70350G」がおすすめです。
初めて買うにしても、次に増やすにしてもとてもおすすめのレンズですので、購入の際に参考になればと思います。
SEL1670Z
TAMRON 17-70mm F2.8
SEL35F18
SEL50F18
SEL70350G
α6400と一緒に買いたいアクセサリーなどまとめてます
SEL1670ZとSEL18135の比較してます
α6400のレンズキットの選び方書いてます
SELP1650のレビュー書いてます
α6400レビューはこちら