ソニーα6000シリーズで人気の標準ズーム「SEL1670Z」と「SEL18135」の比較、1本買うならどちらが使いやすいのかということを書いていきたいと思います。
どちらも写りも良くいいレンズですが、やっぱり個人的には「SEL1670Z」が好きかなぁ・・・という感じです。
その理由なんかも含め書いてみます。
SEL1670Z SEL18135のスペック比較
SEL1670Z | SEL18135 | |
定価 | 99,000円 | 80,000円 |
発売日 | 2013/9/13 | 2018/2/2 |
焦点距離 | 16-70mm(35mm換算24-105mm) | 18-135mm(35mm換算27-202mm) |
開放F値 | F4 | F3.5-5.6 |
最大径×長さ | 66.6×75.0(mm) | 67.2×88.0(mm) |
重量 | 308g | 325g |
フィルター径 | 55mm | 55mm |
最短撮影距離 | 0.35m | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.23倍 | 0.29倍 |
手振れ補正 | あり | あり |
▼SEL1670Z
▼SEL18135
外観の比較
SEL18135の方が1cmほど長く、太さはだいたい同じぐらいです。
望遠端では同じぐらいになります。
SEL18135はAF/MF切り替えスイッチがついており、SEL1670Zには青いZEISSマークがあります。
SEL1670Zは青いZEISSマークに加え、ボディ外装も金属なのでツヤのある黒で、質感もとても良いです。
レンズ正面にもカールツァイス表記、T*マークが入ったりとSEL1670Zは見た目もかっこいいです。
焦点距離の比較
広角側
16mmと18mmの違いですが、広角の2mmの違いってかなり大きいです。
16mmで撮った写真ですが、18mmで撮った場合白枠ぐらいになります。
広角の2mmってホントすごい変わるんですよね。
自分は風景写真を撮ることが多い旅行なんかは、16mmが使えるSEL1670Zを優先して持って行きますが、
やはり広角側をよく使うという方にはSEL1670Zが圧倒的におすすめです。
望遠側
広角側は2mmですが、望遠側は70mmと135mmで「65mm」もの違いがあります。
70mmでもそこそこ遠くを写せますが・・・
135mmだとここまで遠くを写すことができます。
SEL18135は広角18mmからここまで遠くも写せることができて、ホントに便利なレンズだと思います。
自分は子どもを撮ることが多いですが、公園なんかではSEL1670Zより望遠できるSEL18135の方が使いやすいですね。
F値の比較
SEL1670Zは全焦点距離「F4」で使えますが、SEL18135は「F3.5~5.6」で変動します。
18mm<F3.5>、19~26mm付近<F4.0>、27~39mm付近<F4.5>、40~56mm付近<F5.0>、57mm付近~<F5.6>
という感じです。
F値で考えるとやはり使いやすいのはF4通しのSEL1670Zですが、
SEL18135も18mmではF3.5、26mm付近まではF4で使えるので、室内なんかでも広角側であればSEL1670Zと同じように使えます。
最短撮影距離、最大撮影倍率の比較
どちらが寄れるレンズなのかということですが、
SEL1670Zは、最短撮影距離が35cm、最大撮影倍率が0.23倍。
SEL18135が、最短撮影距離が45cm、最大撮影倍率が0.29倍ということで、
SEL1670Zの方が最短撮影距離は短いですが、SEL18135の方が大きく撮影することができます。
▼SEL1670Z(70mmF4)
▼SEL18135(135mmF5.6)
撮りたいものを大きく写すには、このようにSEL18135の方が少し大きく撮れますが、
SEL18135は望遠端ではF5.6になるので、室内なんかでは少し暗くなり使いづらかったりもします。
作例や使ってみての感想
※載せている写真は全てJPEG撮って出しです。
単純にこの2本を使って比較した場合、
SEL1670Zを使っていると「もう少し望遠側がほしい・・・!」と思いますし、
SEL18135を使っていると「ここ16mmで撮れたら・・・!」と思ったりします。
当然のことなのですが、この2本のレンズどちらかで迷っている場合は、やはり自分がよく使う画角というのが大事なのかなと思います。
個人的な使い分けとしては、風景を撮ることが多い旅行なんかではSEL1670Z、
普段よく行く場所なんかの散歩や、子どもを撮ることが多い公園なんかではSEL18135といった感じです。
風景はできるだけ広角側で撮りたい派なので、旅行なんかはやっぱり16mmが使えるSEL1670Zが使いやすいです。
自分はこの2本ならSEL1670Zがお気に入りなんですが、
理由としては、広角レンズと望遠レンズも持っていますが、やはり16-70mmという普段よく使う画角がF4で撮れるのであまりレンズ交換しなくていいことと、
ツァイスレンズなのでとても色乗りがよく、その場の雰囲気がよく伝わってくる感じがとても好みです。
載せている写真はJPEG撮って出しですが、かなりキレイな色味で個人的にもそこがかなり気に入っています。
SEL18135も十分キレイなのですが、SEL1670Zと比べてしまうと何か少し物足りなさを感じてしまいます。
とはいえ、SEL18135はやはりかなり望遠できるので、そこがとても便利です。
子どもと散歩するときには、風景も撮れるし、少し遠くで遊んでいる子どももそこそこアップで撮れるので、とても便利です。
自分はこのように望遠で撮るのが結構好きなんですが、70mmだと物足りないので、SEL1670Zだと重たい望遠レンズもセットで持ち歩くことが多いですが、
SEL18135だとかなり遠くまで映せるので、1本で出かけることができます。
車は近くで広角で撮るよりも離れて望遠で撮る方が好きなのですが、135mmまで使えるのはかなり大きいです。
車と赤いタワーはかなり距離が離れているので広角で撮ればかなり遠い景色になりますが、SEL18135の望遠端で撮ると圧縮効果でこのような景色に。
このような望遠の写真はかなり好きなのですが、135mmだから撮れた写真で、SEL1670Zでは撮れない写真です。
SEL1670ZかSEL18135まとめ
どちらともいいレンズなので、悩ましい2本ですよね。
1番いいのは持っているレンズと組み合わせることですが、この2本のどちらかを持つとするならば、
個人的にはやはりよく使う焦点距離が重要になってくると思うので、16mmをよく使うならSEL1670Z、望遠をよく使うならSEL18135を選ぶのがおすすめですね。
▼SEL1670Z
▼SEL18135
SEL1670Zとおすすめの組み合わせレンズ
広角レンズSEL1018
望遠レンズSEL70350G,SEL70200G
SEL18135とおすすめの組み合わせレンズ
広角レンズ1018と組み合わせれば2本で10-135mmまでカバーできます。
もっと望遠したいならSEL70350Gがおすすめです。