2020年6月に発売された【TAMRON28-200mm F2.8-5.6 Di Ⅲ RXD(A071)】
自分はメインでTAMRON28-75mm(A036)を使っていますが、さらに200mmまでズームできて、写りもとてもいいみたいなので購入してみました。
軽量コンパクトですし評判通りとても写りも良く、日中はもうこれ1本でいいんじゃ・・・と思えるとても便利なレンズです。
28-75mm(A036)と同じく、たまに「ここ24mmで撮りたい・・・!」なんて時もたまにありますが、できるだけレンズ少なめでいろいろ撮りたいという方にはめちゃくちゃおすすめのレンズです。
※自分は家族の思い出を残すために写真を撮っているパパカメラマンで、どちらかというと細かい画質よりも、便利さや使い勝手を重視しているタイプです。そんな感じの目線でレビューしていきます。
- TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di Ⅲ RXD (A071)
- F値の変動・各焦点距離開放F値
- 特徴・良いところ
- 作例
- 日常撮り、旅行はこのレンズで決まり
- 24mmで撮りたい時がある・・・
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di Ⅲ RXD (A071)
スペック
・定価:90,000円(税別)
・発売日:2020年6月26日
・焦点距離:28-200mm
・開放F値:F2.8-5.6
・最大径×長さ:74.0mm×117.0mm
・重量:575g
・フィルター径:67mm
・最短撮影距離:0.19m(28mm)~0.8m(200mm)
・最大撮影倍率:0.322倍~0.263倍
・絞り羽根枚数:7枚
・レンズ構成:14群18枚
・手ブレ補正:なし
外観・フィルター
200mmまで撮れるレンズとは思えないほどのコンパクトさで、
TAMRON28-75mmF2.8と並べてもほとんど同じ大きさです。
ロック付きですが、ロックしなくても勝手にレンズが伸びることはありません。
かと言ってズームリングが硬いわけではなく、とてもスムーズに動いてくれます。
フィルターは67mm。
TAMRONのEマウント用レンズは67mmに統一されているので、使う方としてもフィルターを使いまわせたりすごくありがたいです。
自分はいつもKENKOのPRO1Dを使っています。
F値の変動・各焦点距離開放F値
F値がF2.8-5.6なので、焦点距離によって変動します。
28-31mm付近<F2.8>、31mm-43mm付近<F3.2>、43-53mm付近<F3.5>、53-77mm付近<F4.0>、77-113mm付近<F4.5>、113-146mm付近<F5.0>、147mm付近-200mm<F5.6>
といった感じです。
広角側でF2.8で撮れるのは嬉しいのですが、80mm手前あたりまでF4で撮れるので、F4の標準ズーム、
そしてF5.6の望遠ズームという感じで考えて使っています。
特徴・良いところ
28-200mmという広いズーム域
このレンズの特徴はなんといってもココ、28-200mmという広いズーム域で撮影できます。
この広いズーム域はできるだけ軽い装備で日常生活の写真をたくさん残していきたい自分にはホント最適で、日常生活はもちろんのこと旅行に1本持って行くにもとても便利なレンズです。
TAMRON28-75mmをメインで使ってきましたが、このレンズを使ってからメインのレンズがこっちになってしまった感があるほど、とても便利です(さすがに夜は明るいレンズを使いますが)。
標準ズームレンズは24mm始まりのレンズが多いですが、このレンズは28mm始まりです。
自分は子どもを撮ることが多く望遠側をよく使いますが、風景を撮るときに「ここ24mmで撮りたい」と思う時がたまにあるので、24mmを使うことが多い方にはあまりおすすめできないレンズです。
→記事の最後に「24mmで撮りたいときがある・・・」も書いているので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
F2.8で暗所にも強い
さすがに夜の暗いところもこのレンズ1本でとなるときついですが、28mmではF2.8で撮ることができるので、明かりのある室内なんかでは十分使えます。
とにかく安い
焦点距離は少し違いますが、SONY純正高倍率ズームレンズSEL24240(定価148,000円+税)と比べても安いです。
TAMRONのレンズ、純正に比べてとても安価なので、ホント助かります。笑
軽量コンパクト
焦点距離が近いSEL24240(780g)と比べてみると、TAMRON28-200が575gなので、約200gも軽いです。
でかいレンズってめちゃくちゃかっこいいんですけど、αの軽量コンパクトなボディにもぴったりなサイズです。
650gのα7Ⅲに装着すると約1200gで、28mmから200mmまで撮れることを考えてもとても軽量コンパクトです。
コンパクトですし、ズームリングも滑らかなおかげでズーム操作もとても楽です。
めっちゃ寄れる
28mm広角側で最短撮影距離19cm、200mm望遠端では80cmと、特に広角側でフードが当たる寸前ぐらいまで寄れます。
やっぱり寄れるに越したことはなく、ここまで寄れるととても楽しいですし、
テーブルフォトもすごく撮りやすいです。
速いオートフォーカス
ボディによっても変わってきますが、自分がメインで使っているα7Ⅲだと十分に使えるレベルの速さです。
純正レンズの爆速に慣れていると、ほんの少しだけ遅いなと感じることがあるかもしれないのと、薄暗いところではやはり純正レンズの方が優れているなという印象があります。
普段子どもをメインに撮ってますが、十分速く何の問題もないです。
走っていようが、滑り台だろうが、ソリで滑っていようが、瞳を追っかけてくれる性能にはホント脱帽です。
広いズーム域、軽量コンパクト、写りもいい・・・ホント最高です。
作例
写真はJPEG撮って出しで貼っています。
日常撮り、旅行はこのレンズで決まり
高倍率ズームって結構敬遠されがちなところもありますが、軽量コンパクト、安価、そして写りも十分いいので、
個人的に普段使いはこのレンズを持ち出すことが多くなりました。
やっぱり軽いと楽ですし、28~200mmまでレンズ交換することなく気軽に撮れるっていうのがとてもいいですね。
とまってくれずに動き続ける子ども撮ってると特にそう思います。
きっと旅レンズにぴったりなのも間違いないでしょうし、早くこのレンズ持って旅行に行きたいです。
24mmで撮りたい時がある・・・
24mmと28mmの比較
以下、TAMRON28-75mmを発売以来ずっと使い始めてきて感じてきたことで、TAMRON28-75mmレビュー記事にも書いています。
自分は普段子どもを撮ることが多く広角より望遠側をよく使うのですが、特に旅行などで風景を撮るときに「ここ24mmで撮りたい・・・」ということが多々ありました。
24mmと28mmってかなり違うんですよね。
写真が24mm、白枠が28mmで、だいたいですがこれぐらい違います。
他の写真で比べてみるとこんな感じです。
自分は荷物はできるだけコンパクトにしたい派で、レンズも1本で出かけることが多く、
TAMRON28-75mmで旅行なんかに行くとやっぱり24mm始まりの標準ズームレンズがほしいなと思ったので、というかSIGMAから2019年冬に安価なF2.8標準ズームレンズが出たので「SIGMA 24-70mm DG DN Art」に買い換えました。
24mm始まりはやっぱり良かった!のですが、大きいし830gと重いし(280g差)、ズームリングも逆で使いづらいので、
結局すぐにTAMRON28-75mmに戻ってきました。
比べるとやっぱりでかいですし、慣れもあるかもしれませんが、コンパクトなTAMRONの方が使いやすい。
やはり軽量コンパクトというのは自分にとって大きかったので、
広角レンズ「TAMRON17-28mm F2.8 A046」を買い、旅行や風景を撮るときは一緒に持っていくようにしています。
このレンズもF2.8ですが、420gと超軽量コンパクトで、TAMRON28-75mmと合わせて持つのにもとてもおすすめのレンズです。
この2本だと17-200mmまでカバーできますし、17-28mmはコンパクトなのでバッグに入れておいても邪魔になりません。
TAMRON28mm始まりのレンズを使っていて、24mm始まりが欲しいと思う方はおそらくいると思いますので、
少しでも参考になればと思います。
とりあえずTAMRON28-200mmめっちゃいいレンズです。
・関連記事
F2.8通し標準ズームレンズTAMRON28-75mmレビュー