2021年1月、新製品モンスターサーフベイト「MSB-1052-TR」が発売されました。
モンスターサーフMSS-1052-TRのベイトロッドです。
スペック
・定価:70,400円(税込)
・全長:10.5f
・継数:2本
・自重:???g(記載なし?)
・ラインMAX/BEST:PE1.5/1.2
・ルアーMAX:42g
・ルアーBEST:ミノー23g/バイブレーション28g
【初代1052、軽快「ベイト」スペシャル】
初代「NIMBLE BAIT SPECIAL」がベイト専用のブランクス設計に完成。コンセプト&マンドレルはスピニングと共有しているが、ブランクスの「曲がる位置」を完全にベイトに設計している。厳密にはティップ先端付近はベイトの方が硬く、バットは曲がる位置を下げている。つまり、シャキシャキの胴調子。胴調子だけ書くと「ん?ダルいのか?」と思うかもしれないが、それは違う。何せ、ティップには40t、バットには46tが鎮座している。軟らかいはずがない。要は、バットがパンパンだとキャスティングが全然楽しくない為、ベストルアーウエイトの鉄板系26gをフルキャストすると、硬めに設定したティップが、即座にバットへ移行し、しっかり曲がり、反発するように設計している。ルアー・ライン・ロッド・リール・ノブ、これらが連れてくる感度情報の全てが「手の中」にあるベイトは、スピニングとは別世界の操作性を体感できる。慣れてしまえば、レバーブレーキ以上の操作が可能なベイトは、バラシなど皆無に等しい、掛けた魚をバラすことなどあり得ない。
MSB-1072-TRよりも先調子のテーパーを採用している為、より繊細なコントロールが可能。先調子と言えどもキャスト時は胴がしっかり溜まる為、よりシャープに行えるが、MSB-1072-TRよりも各種ルアーの許容範囲が狭くなっているが、その分、ある一定層のルアーウェイトに関しては使用感が格段に向上し、「軽快性」「快適性」が増す。
ベストルアーウェイトはプラグ系で15~21g。ジグは28g~38gまでが使用可能となっている。PEラインの推奨号数は1.2号までだが、高切れ防止を優先するのであれば、ベイトの特性上、極端に飛距離は変わらない為、PE1.5号でも問題ない。
リールはハンドル一回転あたりの巻き取り長が80cm以上のものを推奨。飛距離追求型の遠投派にはPEラインの放出摩擦低減の為、ロープロファイルを推奨する。
<テスト概要>
・外洋に面したサーフをメインに大型スズキ族を狙い、中型ミノー(120~140mm)からバイブレーション(21~28g)、30g前後のシンペンにて反転流など流速の中で標準となる28g前後の飛距離の稼げるルアー全般が扱いやすく、流れや引き抵抗に負けないティップと楽に遠投できる反発させやすいテーパーと46tの曲がり始める位置を調整し、反発力と張りを持った超軽量パワーブランクを設計。
<テスト使用リール>
外洋サーフ用:14モアザンPE SV+PE1.2号+リーダー19.5LB(1.5m)
外洋ゴロタ用:17エクスセンスDC+PE1.2号+リーダー19.5LB(1.5m)
外洋サーフ青物用:17Z2020SH BLACK LTD+PE1.5号+リーダー28LB(1.5m)
ノットに関しては、リーダーに結び目を作らない摩擦系ノットにて結束してください。尚、リーダー長は1.5mから1.0mまでがトラブルも少なく使用できます。リーダーの結束部はトップガイドの外側に出したキャストを推奨します。ロングリーダーはお勧めできません。
<テスト使用ルアー>
コンセプト上、使用頻度が高く、好釣果を得たルアーまたは快適に扱えるルアーを代表的に抜粋しています。
・サイレントアサシン129F/129S/140F/140S、レスポンダー129F、クー130F/190F、バーティス120F/140F、ハイスタンダード120F、コンタクトノード150F/150S
・スライドベイトへビーワン28g、スイッチヒッターDH97S、サーフブレイカー95S、ヨイチ99、シェリー125F/125S
・ディブル80/80H、レンジバイブ80ES/90ES、ビッグバッカー27g、スパロー26g/30g、VJ-16/VJ-22、IP-26、ハウル14g/21g