ソニーα6100のおすすめのレンズについて。
α6100は2019年10月25日に発売されたカメラで、ソニーの最新技術が搭載されながらも、かなり価格が抑えられているので、初心者の方にもとてもおすすめのカメラとなっています。
自分はα7Ⅲとα6400をメインで使っていますが、
α6100はエントリー機で初心者で使ってる方も多いと思いますので、初心者目線でどのレンズがおすすめなのかを書いていきたいと思います。
α6100には初めからレンズがセットされているレンズキットが2種類ありますが、その2種類のレンズキットと、レンズキット以外でおすすめなレンズも紹介していきたいと思います。
※自分は家族の思い出を残すために写真を撮っているパパカメラマンで、どちらかというと細かい画質よりも、便利さや使い勝手を重視しているタイプです。そんな感じの目線でレビューしていきます。
初心者におすすめα6100レンズキット
2種類のレンズキット
これからカメラをはじめるという初心者の方に特におすすめなのが、すでにα6100にレンズがセットして売られているレンズキットです。
・パワーズームレンズキット:α6100+SELP1650
・ダブルズームレンズキット:α6100+SELP1650&SEL55210
ボディのみの他、レンズキットが2種類あり、すでにレンズが付属されているのですぐに写真が撮れるようになっています。
簡単に説明すると、
「とりあえずカメラを始めるならパワーズームレンズキット」、「望遠レンズも欲しいならダブルズームレンズキット」という感じで、
自分もカメラをはじめるときは、子どもの運動会なんかも撮りたいなと思いダブルズームキットからスタートしました。
(数か月後には別のレンズを買っていましたが・・・笑)
ということで、まずはレンズキット2種類がどんな感じなのか紹介します。
自分はα6400を使っているので、α6400がモデルです。
パワーズームレンズキット
【SELP1650】がついてくるパワーズームレンズキット。
焦点距離は16-50mm(35mm換算24-75mm)で、カメラを今から始める方はこのセットで十分素晴らしい写真が撮れます。
このセットの1番の良いところはコンパクトで軽いというところです。
α6100(396g)とSELP1650(116g)合わせても512gと500mlのペットボトルと同じぐらいの重さです。
初めてカメラを使う人なら重くて持ち出すのが嫌になることもあるかと思いますが、このセットなら少し小さめのカバンの中にも忍ばせておくことができます。
・焦点距離16-50mmのイメージ
広い田んぼでの撮影なので少しわかりにくいかもしれませんが・・・
標準ズームはだいたい16mm(24mm)始まりのものが多いです。
50mmまでズームすると結構遠くを写すことができます。
特に遠くの物を大きく写したいなどなければ、パワーズームレンズキットで十分です。
ほんの少しですがSELP1650の作例です。
何を撮りたいかわからない、でもとりあえずカメラを使ってみたい・・・
パワーズームレンズキットはそんな方におすすめのレンズキットです。
十分いい写真が撮れます。
α6400×SELP1650で撮った写真も載せてあるので、よかったら見てください。
ダブルズームレンズキット
パワーズームレンズキットのSELP1650に【SEL55210】の望遠レンズがついてきます。
SEL55210の焦点距離は55-210mm(35mm換算82.5-315mm)で、SELP1650よりさらに遠くを撮りたい場合におすすめのレンズです。
少し遠くを写したい、遊んでる子どもを撮りたい、運動会で使いたいという方におすすめのレンズキットですね。
・焦点距離55-210mmのイメージ
一応16mmからのせておきます。
55mm(35mm換算82.5mm)は、50mmよりほんの少し望遠したぐらいになります。
SEL55210は210mmですので、あとほんの少し望遠できるといった感じです。
自分もダブルズームレンズキットからはじめたのでSEL55210を使っていましたが、十分きれいな写真が撮れます。
望遠レンズを装着してファインダーを覗くと普段見れない世界がファインダーでは見れるので非常におもしろいです。
パワーズームレンズキットを購入予定で、さらに予算に問題なければダブルズームレンズキットした方が写真の幅も広がり楽しめるかと思います。
運動会メインの方へ
自分は、運動会やスポーツ撮影をしていく上で、もっと焦点距離の長い望遠レンズが必要だと思うようになり、今では70-300mmや100-400mmのレンズを使っています。
運動会などスポーツ撮影をすることが多いので、これだけははっきりと言えますが、
SEL55210は運動会でも十分に使える望遠レンズですが、210mm(35mm換算315mm)という焦点距離は保育園や幼稚園の校庭にちょうどいいぐらいで、小中学校の広いグラウンドで自分の子どもをアップで撮ろうとすると300mm、400mmのレンズが必要になってきます。
SEL55210でも撮れないことはありませんが、「もっと望遠できるレンズがほしい」と間違いなく思うようになるので、子どもの運動会がメインだという方は、後で説明するSEL70350Gをおすすめします。
予算の問題もあるかもしれませんが、小学校中学校の運動会ではやはり210mmは少し短いです。
さて、次はレンズキット以外のレンズを紹介していきます。
標準ズームレンズ
SEL1670Z
1番おすすめの標準ズームレンズは、自分も大好きなSEL1670Zで、
キットレンズのSELP1650からのステップアップにも1番おすすめのレンズです。
SEL1670Zはとても使い勝手の良い標準域の高画質ズームレンズで、F4通しなので16-70mm(35mm換算24-105mm)までF4のまま撮影できます。
日中は付けっぱなしにしておけるレンズですが、F4で真っ暗なところや夜はどちらかというと苦手なので、明るい単焦点レンズも一緒に持ち合わせておくのがベストです。
コンパクトで308gと軽く、見た目もカッコいいツァイスレンズなのも魅力です。
パワーズームレンズキットのSELP1650より写りも断然良いので、パワーズームレンズキットを購入予定で予算に少しでも余裕がある方は、ボディ+SEL1670Zを買うというのもかなりアリかと思います。
SEL18135
標準ズームというより便利な高倍率ズームレンズですが、このレンズも非常に使い勝手がよくかなりおすすめです。
18-135mm(35mm換算27-202mm)までを1本でカバーする超便利ズームで、極力荷物を減らしたい旅行などに持って行くのに最適です。
2018年に発売された比較的新しいレンズなので、高倍率ズームレンズとしても画質もかなり良好です。
325gと軽くてコンパクトで値段も比較的安いのが魅力です。
SEL1018と組み合わせれば、2本で10-135mm(35mm換算15-202mm)まで撮れることになるので、旅行なんかにはとてもおすすめの組み合わせです。
SEL18135は、SEL1670Zと悩ましいところですが、16mmの広角そしてF4を選ぶならSEL1670Z、便利な1本を選ぶならSEL18135といった感じでしょうか。
そんな比較も書いてます。
新発売!TAMRON 17-70mm F/2.8 Di Ⅲ-A VC RXD
予算に余裕があるなら、そして大きくて重いのが気にならないのなら、2021年1月14日にタムロンから発売されたこのレンズがおすすめです。
なんと17-70mm(換算25.5-105mm)のF2.8通しズームレンズです。
70mmまでF2.8で撮れるとても魅力的なレンズで、手振れ補正も搭載されているので手振れ補正のないα6100にはぴったりなんですが、
長さ119.3mm×最大径74.6mm、重さ525gなので、かなり大きくて重たいのがネックです。
広角端0.19m、望遠端0.39mとかなり寄れるのもこのレンズの特徴で、
自分もタムロンのレンズはα7Ⅲでよく使っていますが、寄れるところがすごく気に入っています。
大きくて重いとはいえ、やっぱりF2.8の標準ズームレンズは持ってて便利です。
F2.8の標準ズームといえばSONY純正でSEL1655Gというレンズがありますが、SEL1655Gは手振れ補正がついていないので、どちらかというとタムロンのこのレンズの方がおすすめです。
値段もそこそこ安いですし、人気になるレンズ間違いなしです。
またレビュー書きたいと思います。
単焦点レンズ
単焦点レンズは、焦点距離が固定されたズームができないレンズですが、F値が明るいので背景をボカしたり、夜でも明るく撮影することができます。
背景を思いっきりぼかせたりとズームレンズとはまた違った写真が撮れるので、単焦点レンズを1本でも持っておくと写真を撮るのがさらに楽しめます。
単焦点レンズも何種類かありますが、比較的安くて使いやすいレンズを2つ紹介しておきます。
SEL35F18
1番のおすすめはSEL35F18です。
35mm(35mm換算52.5mm)という焦点距離は、人の視野に1番近い画角と言われているので、とりあえず1番最初に買っておいても間違いないレンズです。
自分がカメラを使っている1番の目的は「家族の思い出を残すため」ですが、単焦点1本で出かけるなら、1番無難なSEL35F18を持っていきます。
日中はSEL1670Zなどのズームレンズを使うことが多いですが、夕方暗くなってきたらSEL35F18に交換して、夜はこのレンズをつけていることがほとんどです。
154gとめちゃくちゃ軽くコンパクトというのも魅力です。
35mmは、とにかく1番使い勝手のいい焦点距離なので、単焦点レンズを使ってみたいという方にも、初めてカメラを買うという方にもおすすめできる1本です。
フルサイズ用で「SEL35F18F」というレンズもあり、同じEマウントなので使うことはできますが、α6100にはSEL35F18を使うのがおすすめです。
SEL50F18
とにかく安い単焦点レンズがほしいならSEL50F18です。
とにかく安いですが写りはかなり良いので、コスパ最強のレンズです。
50mm(35mm換算75mm)という焦点距離は中望遠になるので、風景を広く写したいという初心者の方には少し難しいレンズかもしれません。
どちらかというとこのように風景を切り取るというレンズです。
このレンズ、人物ポートレートにかなり向いていて、赤ちゃんから5歳ぐらいの子どもを撮る方にはぜひ使ってほしいレンズです。
自分は、知識もなく「安いから」という理由でカメラを始めた時にレンズキットとSEL50F18を買ったわけですが、カメラを使う目的が「子どもを撮る」だったので、ホントに買ってよかったと思っています。
(いずれも5~6mの距離から撮っています)
子どもが遊んでいるのに一緒に付き添っていきながら、子どもメインでしっかり撮れるレンズです。
子どもを撮るためにカメラを買いたいというパパママには、少しでも安く済ませるためにもレンズキットは買わずにボディ+SEL50F18で買ってほしいとも思うほどです。
安くて写りもいいのでホントにおすすめのレンズです。
このレンズもフルサイズ用で「SEL50F18F」がありますが、「SEL50F18」です。
望遠レンズ
SEL70350G
1番おすすめの望遠レンズは、2019年10月11日に発売されたSEL70350Gです。
SEL70350Gが発売されるまでは、EマウントAPS-C用望遠レンズはSEL55210しかなかったので、フルサイズ用のレンズを使ってる人が多かったと思いますが、フルサイズ用の望遠レンズめっちゃ高いんですよね・・・
SEL70350Gは、70-350mm(35mm換算105-525mm)という広い範囲を撮影できて、625gとかなり軽く、手のひらより少し大きいぐらいでかなりコンパクトです。
オートフォーカスも速くスポーツ撮影にも最適です。
新設計のレンズですし、α6100用に望遠レンズがほしいという方には1番のおすすめですね(またレビュー書きます)。
SIGMA100-400mmライトバズーカ
350mmまでではなく400mmがほしいという方は、「SIGMA100-400mm F5-6.3 DG DN OS」が、コスパもよくおすすめです。
フルサイズ用のレンズですが、α6400で使うこともできます。
SEL70350Gよりかなり大きくなってしまいますが、400mmまで撮りたいという方や、フルサイズカメラと一緒に使おうという方にもおすすめです。
SEL70200G
遠くを撮影する運動会やスポーツ撮影にはSEL70350Gがおすすめですが、そこまで遠くを撮らない場合はF4通しのSEL70200Gがおすすめです。
F4通しのレンズなので、70-200mm(35mm換算105-300mm)までF4のまま撮影でき、背景も大きくボカすことができます。
840gありSEL70350Gよりも一回り大きくはなってしまいますが、70-200mmの焦点距離を使うことが多く、より背景をボカしたい場合はSEL70200Gの方がおすすめです。
まとめ
一眼カメラの魅力は、やはりレンズを交換して撮影できることですが、どのレンズを買ったらいいのかわからないって人はかなりいると思います。
自分もそうでしたが、いろいろ使っていくうちによく使う焦点距離がでてきて、このレンズを使ってみようという感じでレンズが増えていきました。
まずは使ってみるということが大事なので、持っているレンズを使い込んでみる、初心者の方はとりあえずレンズキットからスタートしてみる、でいいかと思います。
(レンズで悩んで増えていくのはとても楽しいです。)
この記事では何種類か紹介させていただきましたが、レンズキット以外のレンズだと、標準ズームレンズではやはり「SEL1670Z」、単焦点レンズでは「SEL35F18」「SEL50F18」、望遠レンズでは「SEL70350G」がおすすめです。
初めて買うにしても、次に増やすにしてもとてもおすすめのレンズですので、購入の際に参考になればと思います。
パワーズームレンズキット
ダブルズームレンズキット
SEL1670Z
SEL35F18
SEL50F18
SEL70350G
α6100と一緒に買いたいアクセサリーなどまとめてます
SELP1650のレビュー書いてます
α6400の記事もよければ参考にしてください