2019年1月に発売されたモンスターストリームMSS-952-TR
モンスターストリームはPE,TRともに8.9fのみで、個人的にもう少し長くなればなぁ・・・と思っていましたが、ついに9.5fへとロング化されて登場しました。
使ってみた感想は、「これ、めっちゃ良い!」です。かなり人気のでそうなロッドです。
MMS-992-TRではちょっと長くて強い、MSS-962-TRではちょっとパワー不足、MSS-892-TRでは少し短い、そんな方にはぴったりの1本です。
スペック
・定価:64,900円(税込)
・全長:2.87m
・継数:2本
・自重:156g
・ラインMAX/BEST:PE2.0/1.5
・ルアーMAX/BEST:42g/ミノー23g・バイブレーション28g
【初代952激流スペシャル】
2018年、激流仕様のモンスターストリーム892が9ft5inのロングロッドとなって、初代モンスターストリーム952ワイドレンジスペシャルが誕生する。この「ワイドレンジ」には文字通り、ロング化による飛距離の恩恵で激流河川を広範囲に攻め抜くことは当然の事ながら、対応出来うるカテゴリーが「急流河川」「激流河川」「大型河川河口」はもとより、「外洋サーフ」「デイゲーム」にと快適に使用できるカテゴリーが広範囲に及ぶ。カテゴリーついでにもう一つ補足しておくと、セブンセンスシリーズには大きく分けて2種類のテーパーカテゴリーで分かれている。それは、「ミッドウォーター」「ミッドストリーム」「モンスターストリーム」「モス」のローテーパーカテゴリーと、「ミッドナイトジェッティー」「モンスタージェッティー」「モンスターサーフ」「ミッドリーフ」のハイテーパーカテゴリーに分類されている。両者は何が違うのか?それは、「ミノーを主に投げるか否か」である。「ミノーを主に投げるか否か」の説明は長くなるのでこの場では割愛させて頂くが、現状のセブンセンスシリーズで12,14cmのミノーから28gバイブを激流で「快適」に扱えるロッドは「MSS(B)-892-TR」と「MMS(B)-992-TR」の2種類しか存在しない。その為、軽量、ショートレングスの快適な操作が売りの892では飛距離の面で攻めきれない場所があり、992では硬すぎるが故の繊細さが仇となり、快適性が損なわれたが、この952ワイドレンジスペシャルはその両者の「不快な部分」を完全に埋めている。激流で主体となる落ち鮎シーズンの26gミノーから28gの鉄板・樹脂バイブ・シンペンの飛距離・操作性において今までのセブンセンスシリーズには存在しない「快適性」を是非、この952ワイドレンジスペシャルで体感して頂きたい。
<テスト概要>
豪雨後の大・中規模激流河川にて大型スズキ族を狙い、中・大型ミノーからシンペンやバイブレーションの24~31gを使い、ショートロッドを活かしたテンポの速いルアーの操作性を重要視し、テスト。激流河川でルアーの水圧抵抗に負けないギリギリの繊細なティップとペンデュラムや振り子によるバイブ28gのフルキャストが可能で、ランカークラス(5kg以上)でしっかりタメが効き、足場を変えずに余裕を持って片手で寄せることのできる強靭な粘りのあるバットを設計。89ロングモデル。
グリップの長さ
可変式リールシート
TRシリーズは可変式リールシートですので、リールの位置を好きなポジションにセットすることができます。
1番下だとリールシート~グリップエンドまで約33cmほどです。
真ん中だと約35cm。
1番上だと約37cmです。
このスペックにしては結構グリップは短めかなという印象です。
自分は肘にあてる派なのでちょうどいい感じですが、脇に挟む派の人には少し短いかもしれません。
持ってみた第一印象
軽い!細い!
釣り具屋で触ったときに思ったのは、「軽い!」そして、「細い!」でした。
バット部はしっかり目ながらも、スペック的にはまぁまぁ細く感じます。
ティップは結構しなやかで結構曲がるので、初めて触った時は「やわらかいなぁ~」という印象でした。
曲がり具合
Gクラフト モンスターストリーム MSS-952-TRを曲げてみた!【ワイドレンジ激流スペシャル】
キャストフィール・使い心地
めっちゃ投げやすい
初めて投げた時に思ったのは「めっちゃ投げやすい」でした。
スペック的には結構パツパツかなと思いましたが、キャスト時にはしっかり曲がってくれるので、力もそれほどいらずルアーをしっかり乗せて投げることができます。
レギュラー気味でミートポイントも広いので、失速することもあまりなく、平均的に飛距離を稼いでくれる印象です。
ジャンプライズのかっ飛び棒(38g)なんかも投げてみましたが、しっかりと振り切ることができ、サイレントアサシン99など15gほどの軽いルアーでもしっかり飛ばすことができます。
よく曲がるけどパワーはすごい
せっかくなので、このロッドのパワーを試すべく、大型シーバスを狙える場所で、沖は結構な流れもあり、向かい風の磯場という、本来ならMMS-992-TRを使いたいシチュエーションで使用してみました。
外洋の磯場なので、もう少し長いロッドがいいなというのはありましたが、それを感じさせない飛距離、パワーで、安心して使うことができました。
キャスト時は結構曲がってくれるので楽にキャストすることができるため、キープキャストが求められるところなんかでは最高のロッドなのではと思います。
ボケちゃってますが・・・かっ飛び棒シャローライト(30g)もぶっ飛んでくれて非常に扱いやすいです。
5,60cmのシーバスでもしっかり曲がりこんではくれますが、さすがにすぐに寄ってきてしまいます。
ランカーシーバスも何本もキャッチしていますが、やりとりはかなり楽でした。
魚をかけるとしっかりと曲がり、そこからかなり粘ってくれる感じで、復元力+バットも強いので大型シーバスでも十分楽に寄せることができます。
このロッドの良いところはしっかり曲がってくれるので、バレにくい!というところで、今のところキャッチ率はかなりいいです。
曲がるけど、そこから粘って魚を寄せれるというかなり使いやすいロッドです。
まだ外洋の磯場なんかでしか使っていませんが、早く河川なんかで使ってみたいです。
長さの面でも河川では間違いなく使いやすいロッドだと思います。
まとめ
曲がって粘るので使いやすいロッド
モンスターストリームは、892とリミテッドの912を少し使わせてもらった程度なのでまともに使ったことがなかったのですが、このロッドの扱いやすさにはホントにびっくりしました。
しっかりと曲がって粘ってくれ、そこからしっかりと寄せることができるのでバラシも少なくて本当に使いやすいロッドです。
おすすめのシチュエーション
スペック説明にも書かれているように、やはり1番は雨後の流れのある河川がおすすめで、落ち鮎パターンなんかには持ってこいのロッドです。
外洋サーフや磯なんかでも十分使えますが、場所によっては少し短いかなという感じもあります。
MMS-992-TRではちょっと長くて強い、MSS-962-TRではちょっとパワー不足、MSS-892-TRでは少し短い、そんなことを思ってる方にはぴったりの1本だと思いますよ。
Gクラフトのロッドに関して書いています
同じようなロッドで、エクスセンスジェノス97MH/Fもめっちゃ良いです