20系アルファード、レーダー探知機の取り付け方法について。
レーダー探知機の取り付けは、電源をとってレーダーを固定しまえばOKなので、電源をソケットからとりそのままダッシュボードつけてしまうなど、内装パネルなど外さなくても取り付けすることが可能です。
自分は、OBD2コネクタから電源をとり、配線もしっかり隠したかったので、内装パネルなどを外してから作業しました。
電源をとる場所も何箇所かあったり、配線の通し方も色々あるので、内装をできるだけ外さなくてもいい方法など、何パターンか書いておきます。
取り付け位置
レーダーの取り付け位置は、エアコン吹き出し口のすぐ上か奥かで迷いましたが、エアコン吹き出し口にはスマホホルダーやドリンクホルダーをつけていて見にくくなってしまいそうなので、奥目に取り付けしました。
エアコン吹き出し口のすぐ上だと結構手前になり目線の移動を必要としますが、この奥目の位置だと運転していて前を見ながらでもチラッと確認することができるので、非常におすすめです。
ただ、このように奥目に取り付けて配線をしっかり隠すとなると、配線を通すのにフロントピラーを外す必要があります。
エアコン吹き出し口のすぐ上に取り付ける場合と、画像のように奥につけるのとでは配線の通し方も変わってきますので、それも書いておきます。
電源の取り方
電源の取り方は、ソケット、ヒューズ、アクセサリー配線、OBD2コネクターといろいろとあります。
自分は、OBD2コネクターからとりましたが、ユピテルのレーダーの場合OBD2アダプターは別売りですので、本体とは別で「OBD12-MⅢ」を購入する必要があります。
OBD2コネクターから電源をとった場合、レーダー探知機の画面には、水温や回転数などいろいろな車両情報も表示されるようになるので、OBD2コネクターから電源を取るのは非常におすすめです。
配線もOBD2コネクターにつないで、それをレーダーにつなげるだけで加工など必要ないので非常に簡単です。1番おすすめの接続方法ですね。
また、電源をOBD2コネクターからではなくアクセサリー配線からとる場合、運転席足元キックパネル裏にアクセサリー電源をとれるアクセサリー配線があるのでそれに関しても書いておきます。
キックパネルを外す
アクセサリー配線がある場所
まずは、アクセル右側にあるキックパネルを外します。このパネルの裏にアクセサリー配線があります。
赤〇のキャップを指で回すと簡単に外れます。戻す時は押すだけでハマります。
キャップが外れたらパネルの右側から手を入れて軽く引っ張るだけで簡単に外れます。
パネルを外すと青いカプラーが見えますが、ここからアクセサリー電源をとることができます。
ピンク色の線がACCアクセサリー電源です。
アースはクワ型端子などで、パネル裏の車体金属とつながっているボルトからとります。
電源をアクセサリー配線からとって、レーダー探知機をエアコン吹き出し口上に設置する場合はこれ以上パネルを外しませんので、「配線の通し方」まで進んでください。
ハンドル下パネルを外す(1つ目)
OBDコネクターのある場所
ハンドル下パネルを外していきます。
赤〇の2つのネジを+ドライバーで外し、矢印の位置に2か所クリップというかレバーがあるので、レバーを押しながら下に軽く引くとパネルが外れます(下の画像参照)。
OBDコネクターはこのパネルを外さなくても下からのぞけば見えています。
上の写真、アクセルの上、右側の矢印のある場所にあります。
OBDコネクターから電源をとる場合は、ここにアダプターをさしてレーダーまで配線を持っていけばいいのですが、パネルを外さずにコネクタをさすと配線が見えてしまうのと配線が隠せず、もしアクセルペダルなどに絡むと大変なことになるので、自分はパネル類を外してから作業しました(下記参照)
この黒いレバーを押しながら外します。
パネルに繋がっている黒いコードがOBDコネクタの配線になります。
OBDコネクタはその位置で使っていると少し邪魔になることもあるので、移設しています。
OBDコネクターは両サイドのツメを押すと簡単に外れます。茶色のクリップもすぐに外れます。
1つ目のパネルが外れました。ネジ類はなくさないようにまとめておきましょう。
OBDコネクターから配線をとり、ダッシュボードまで配線を持っていく場合、この状態でも十分作業はできます。
自分は作業しやすいようにもう1つパネルを外しております(下記参照)。
ハンドル下パネルを外す(2つ目)
次に2つ目のパネルを外します。
赤〇の3つのネジを+ドライバーで外します。ネジを外しただけでは何も動きません。
次にツメに注意しながらパネルを外していきますが、ここは手でも外れますが内張りはがしがあった方が断然良いです。
内張りはがしはオートバックスやホームセンターにも売ってるのですぐに入手できます。
内張りはがしを使うとすぐに外れますが、ツメが弱く破損しやすいので注意が必要です。
ツメが折れたり変形するとめんどうなので、一気にはがさず徐々に引っ張りながら外していきました。
こんな感じで外れますが、まだカプラーがついたままです。
赤〇のカプラーは、左がETCのアンテナ線、右がナビ連動電源です。
上の写真には写ってませんが、ETC配線の下にもボンネット/給油口オープナーのレバー(青〇)がついています(赤〇部分)
ボンネット/給油口オープナーレバーもツメをスライドさせてあげるだけで簡単に外れます。
4つのカプラーを外すことでパネルが完全に外れます。
これでハンドル下パネル2つが外れました。
ここまで外すとすごく作業しやすくなります。
自分はレーダー探知機取り付けと同時に、スロットルコントローラーの取り付けやウインカーリレーの交換などを同時に作業したのですが、ここまでパネルを外すならせっかくなので何か同時に作業することをおすすめします。
ハンドル下パネルの外し方はこちらでも書いてあります。
配線の通し方
エアコン吹き出し口上につける場合
まずはこの位置、エアコン吹き出し口すぐ上に取り付けする場合の配線の通し方。
ここに取り付けする場合、配線の通し方は非常に簡単です。
右側のゴムのようなものの裏を下から上に通していきます。
内張りはがしで配線を押していくと作業がしやすいです。
下の写真では配線が完全に通っていませんが、上まで通すと取り付け位置まで完全に配線を隠すことができます。
あとはレーダー探知機に配線を繋げ、レーダー探知機の取り付けをするのみです。
奥に取り付けする場合 (Aピラーを外す)
レーダー探知機を奥に取り付け、配線をきっちり隠す場合、もう1つ作業が必要です。
このパネルがすぐに外れればいいのですが・・・


Aピラーを先に外さないとこのパネルは外すことができないので、先にAピラーを外す必要があります。
Aピラーは5分もあれば外すことができるので、配線をしっかり隠したいなら外すことをおすすめします。
まずはグリップのフタ2点を外します。
何回かやってると爪でも外れたりしますが、最初は結構固いので、
できれば内張りはがしを使うことをおすすめします。
精密ドライバーや金属製の内張りはがしでももちろん外れますが、かなりの確率で傷が入るので、樹脂製がおすすめです。
フタが外れるとボルトがでてきます。
ソケットは10mmです。
ここまではかなり簡単です。
さて、次にこのパネルを外します。
グリップがついていた上あたりを手で軽く引っ張るだけで、とりあえず上側は簡単に外れてくれます。
クリップでついているだけなので、そのまま左側に倒してずらしながら引っ張れば抜けます。
さて、これで問題のパネルが外れます。


少し硬いですが、内張りはがしを使えばすぐに外れてくれます。爪の位置はこうなっています。
ちなみに10系アルファードはこのAピラーを外さなくてもこのパネルは外れたので、先にやろうとするも取れず・・・危うく破損させるところでした。笑
パネルが外れるとこんな感じに。
これで配線がきれいに通せて、しっかり隠せるようになります。
さて、それでは配線を通していきます。
配線を通すには、配線ガイドが必須になってきます。
配線ガイドはオートバックスなどでも売っています。
少し見にくいですが・・・ダッシュボード横のパネルを外した部分から配線ガイドを入れ、ハンドル下辺りまで通します。
覗けば普通に見えるので、すぐに通すことができると思います。
配線ガイドが通れば、ガイドの輪っかにレーダーの配線をひっかけ、ガイドを引っ張れば配線はすぐに通ります。
配線が通ればあとはつなげるだけですが、配線のまとめ方についても書いておきます。
この部分に配線専用の穴?のようなものがあったので、ここを通しました。
パネルもこんな感じになっているので、配線専用かと思いますが、実際どうなんでしょう。
その穴のおかげで配線がつぶれることなくつなげることができました。
配線が長く余る場合はパネルの下にスペースがあるので、ここでまとめておくと便利です。
配線をつなげることができれば、あとはレーダーを固定してパネル類を戻して完成になります。
最後に
ちなみに自分は、OBDコネクタから電源を取っています。
OBDコネクタが元々設置されているのは1番外のパネルなのでコネクタが見えているのですが、その位置にアダプタを繋げると少し出っ張ってしまい運転中邪魔になったり、しっかり固定していれば大丈夫ですが配線が垂れてしまったりする可能性があるので、写真のように中に仕舞い込んでいます。
よかったら参考にしてください。
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