2018年に発売されて以降、とてもお気に入りで使っているこのレンズ。
たまに「ここ24mmで撮りたい・・・!」なんて時もありますが、軽量コンパクトなので使っていてもすごく楽で、とっても良いです。
SONY純正レンズより値段もかなり安いので、手軽に使えるF2.8標準ズームレンズを探している人にはとってもおすすめのレンズです。
- TAMRON 28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXD (A036)
- 特徴・良いところ
- F2.8で暗所にも強い
- α7Ⅲで使ってみて
- 作例
- 安価軽量コンパクトを求めるならこのレンズ
- 24mmで撮りたい時がある・・・
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXD (A036)
スペック
・定価:100,000円
・発売日:2018年5月24日
・焦点距離:28-75mm
・開放F値:F2.8通し
・最大径×長さ:73.0mm×117.8mm
・重量:550g
・フィルター径:67mm
・最短撮影距離:0.19m(28mm)~0.39m(75mm)
・最大撮影倍率:0.344倍~0.25倍
・絞り羽根枚数:9枚
・レンズ構成:12群15枚
・手ブレ補正:なし
外観・フィルター
スイッチ類はなく、とてもシンプルです。
35mmあたりからレンズが伸びていき、75mmで最長になります。
ズームリングもピントリングもかなり滑らかで、使い心地もとても良いです。
フィルターは67mmで、F2.8標準ズームレンズとしてはコンパクトな方ですね。
特徴・良いところ
28-75mmF2.8
24mm始まりのレンズが多いですが、このレンズは28-75mmという焦点距離です。
自分は子どもを撮ることが多く望遠側をよく使いますが、風景を撮るときに「ここ24mmで撮りたい」と思う時がたまにあるので、24mmを使うことが多い方にはあまりおすすめできないレンズです。笑
→記事の最後に「24mmで撮りたいときがある・・・」を書いてみたので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
とにかく安い
焦点距離は少し違いますが、SONY純正F2.8標準ズームレンズSEL2470GMの約3分の1のお値段です。
フルサイズはレンズが高いという理由でずっとα6000シリーズを使ってきましたが、タムロンからこのレンズがでたおかげでα7Ⅲを買う決心がついたので、すごく思い入れのある大好きなレンズでもあります。
軽量コンパクト
SEL2470GMが886gなのに比べ、このレンズは550gととても軽いです。
650gのα7Ⅲに装着すると約1200gで、フルサイズ+F2.8標準ズームレンズとしてはかなり軽量です。
F2.8標準ズームレンズとは思えないほどコンパクトで、使っていてもとても楽です。
広角側でめっちゃ寄れる
このレンズ28mm広角側で最短撮影距離19cmと、フードが当たる寸前ぐらいまで寄れます。
広角側でここまで寄れるレンズを使ったことがなかったので、このレンズを使ってから、
広角側で思い切り寄って背景も広く大きく写すという撮り方に結構ハマった気がします。
寄れるレンズはやっぱり楽しいです。
焦点距離が伸びるにつれ最短撮影距離も伸びていき、75mmでは最短撮影距離39cmとなりますが、それでもそこそこ寄れます。
テーブルフォトなんかもすごく撮りやすいです。
F2.8で暗所にも強い
F2.8という明るさとフルサイズの感度の良さも合わさって、薄暗い所でもしっかり撮ることができます。
夜はF1.8の単焦点レンズを持ち歩きたいところですが、自分は使い勝手のいいズームレンズが何かと好きで、1日中つけっぱなしにしていることが多いです。
薄暗い状況でも瞳AFもしっかりフォーカスしてくれます。
α7Ⅲで使ってみて
オートフォーカスは速いけど、純正にはほんの少し劣る
AF速度はSONY純正レンズと比べると少しだけ遅い印象がありますが、めちゃくちゃ遅いというわけではなく十分使えるレベルです。
SONY純正の人気レンズSEL24105Gと比べてみると、
AF-SはSEL24105Gの方が断然速く、TAMRON28-75mmはほんの少し遅れる感じで、
AF-CはTAMRON28-75mmも瞬時に合うのでさほど違いはなく、動き物も十分撮れます。
瞳AFの食いつきも良い
瞳を捉えてくれるスピードも純正レンズ並みに速く、食いつきもとても良いです。
ポートレートにも最高のレンズです。
日中に撮ってて困ったことは全くないのですが、暗い場所だと少し迷ったり食いつきが悪かったりと、純正レンズと比べるとほんの少し劣る感じはあるので、
純正レンズばかり使っている方が使うと少し遅く感じることもあるかもしれません。
作例
写真はJPEG撮って出しで貼っています。
安価軽量コンパクトを求めるならこのレンズ
このレンズの良いところは、やはり安くて軽くてコンパクトなところです。
F2.8標準ズームレンズでこの値段、この軽さ、反則でしょう。笑
自分は安価軽量なこのレンズが出たからこそフルサイズを買う決心がつきましたし、
F2.8標準ズームレンズがほしいけど純正レンズは高くて買えない・・・そんな方にもぜひおすすめの1本です。
24mmで撮りたい時がある・・・
24mmと28mmの比較
自分は子どもを撮ることが多く広角より望遠側をよく使うのですが、特に旅行などで風景を撮るときに「ここ24mmで撮りたい・・・」ということが多々ありました。
24mmと28mmってかなり違うんですよね。
写真が24mm、白枠が28mmで、だいたいですがこれぐらい違います。
他の写真で比べてみるとこんな感じです。
自分は荷物はできるだけコンパクトにしたい派で、レンズも1本で出かけることが多く、
このレンズで旅行なんかに行くとやっぱり24mm始まりの標準ズームレンズがほしいなと思ったので、というかSIGMAから2019年冬に安価なF2.8標準ズームレンズが出たので「SIGMA 24-70mm DG DN Art」に買い換えました。
24mm始まりはやっぱり良かった!のですが、大きいし830gと重いし(280g差)、ズームリングも逆で使いづらいので、
結局すぐにTAMRON28-75mmに戻ってきました。
比べるとやっぱりでかい・・・
やはり軽量コンパクトというのは自分にとって大きかったので、広角レンズ「TAMRON17-28mm F2.8 A046」を買い、旅行や風景を撮るときは一緒に持っていくようにしています。
このレンズもF2.8ですが、420gと超軽量コンパクトで、TAMRON28-75mmと合わせて持つのにもとてもおすすめのレンズです。
TAMRON28-75mmを使っていて、24mm始まりが欲しいと思う方はおそらくいると思いますので、
少しでも参考になればと思います。
とりあえずTAMRON28-75mmは最高のレンズですね。
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