12ヴァンキッシュのカスタムの1つ、ラインローラー2BB化。以前のブログで結構アクセスがあった記事なので、書きなおしてみました。当時の画像しかなく思いっきり汚い背景が写ってますが、そこはスルーでお願いします。笑
分解図で比較
12ヴァンキッシュの分解図
26,21,109,24,・・・がラインローラー部です。●はベアリングです。画像の通りベアリングは1つしか入ってないので、ここにベアリングを足し、2BB化します。
10ステラ分解図
38,37,33,34・・・がラインローラーの部分です。33番ベアリングが2つ入ってますね。
この10ステラのラインローラー部をごっそり12ヴァンキッシュのラインローラー部に移植します。
書いてみるとこんな感じ。
左側文字が切れてしまってますが、上が10ステラ、下が12ヴァンキッシュです。
10ステラのラインローラー部をそのまま移植することになるのですが、12ヴァンキッシュのラインローラー部からも使える物、使えない物ができてきます。矢印を書いてるのは使える部品になります。使える部品はそのまま使い、足りない部品は注文するのですが、次は足りない部品を説明していきます。
上の画像ではもうすでに部品が置いてありますが左側から、37,37,33,34,36,34,37です。まとめると、33×1個、34×2個、36×1個、37×3個になります。
2BB化に必要な部品
上で説明した通り、足りない部品は注文しなければなりません。
足りない部品は、33×1個、34×2個、36×1個、37×3個。
自分はいつも近所の釣り具屋さんでお願いします。シマノに注文することになるので、最短2日~1週間もあれば届きます。
【34】
No.34 アームローラーブッシュ(50円)×2
【36】
No.36 ローラーベアリングカラー(200円)×1
【37】
No.37 座金(50円)×3
33番のベアリングは2つ必要ですが、12ヴァンキッシュについてる物を1つ使えるので、あと1つ必要になります。
ラインローラー部のベアリングのサイズは【内径4mm×外径7mm×幅2.5mm】です。シマノ純正を使ってもいいのですが、自分はいつもNMB(ミネベア)のベアリングをまとめ買いしています。
シマノ純正は1200円しますが、ミネベアだと1つ300円程度で購入できます。ハンドルノブ内のベアリングも同じサイズですので、まとめ買いしておくと便利です。ミネベアはリール用として使ってる人も多く評判もいいのでこちらを使っています。
これで必要部品が全て揃いましたが、1000円ほどで揃えることができますね。
ちなみにヘッジホッグスタジオさんでは、2BBキットが販売されているみたいです。
別々で頼むのが面倒でしたら、全て入ってるこちらも便利かと思います。リールごとに種類もいろいろあるのでその点だけ注意が必要です。
シマノ純正特殊撥水グリス DG-18
2BB化にするなら、メンテナンスにはシマノ純正特殊撥水グリス DG-18を使用することをおすすめします。
2017年にシマノから発売された防水用グリスで、ツインパワーXDや17エクスセンスに採用されたXプロテクトに使用される特殊撥水グリスです。2017年以前に発売されたリールのラインローラーでも、このグリスを使えばラインローラーに蓋をしてしまうことができるので、ベアリングメンテナンス後に使えばさらに防水性を高めることができます。自分もこのグリス発売後すぐに購入し、14ステラや16ヴァンキッシュなどに使いましたが、ラインローラーのシャリシャリ音の悩みはなくなりました。
17エクスセンスに関しては発売後フルに使用していますが、シャリシャリ鳴ったことは1度もありません。時間がある時に一応1度だけメンテナンスしましたが、いまだに絶好調です。(もちろん使用環境や個体差はあるかと思います)
DG-18は釣り具店でも注文することも可能です。
特殊撥水グリスDG-18の使用方法に関しては、シマノHPで動画も見れるようになっています。
この動画の他にもシマノHPではメンテナンスに関しての動画も見ることができるのでオススメです。
ラインローラー2BB化手順
前置きがだいぶ長くなりましたが、部品が揃えばあとは組んでいくだけです。
上でも説明しましたが、もう1度・・・。
左側文字が切れてしまってますが、上が10ステラ、下が12ヴァンキッシュです。
10ステラのラインローラー部をそのまま移植します。12ヴァンキッシュのラインローラー部からも使える物(矢印で書いてる部品)はそのまま使用します。
あとは分解図の通り順番に組んでいくのですが、素手で作業すると指先の油脂が付着してしまいますので、保護手袋だったりピンセットを使うことをおススメします。
自分はピンセットを使って作業しています。
ネジを締めすぎるとラインローラーの動きが悪くなったり、ネジがなめたりしてしまうので最後まで注意が必要です。
まとめ
いろいろ注意する点はありますが、工具さえあれば結構簡単にできる作業かと思います。最近のリールはベアリング一体式のラインローラーになったりしてるので、互換性があればそちらに変えてしまうというのもいいかもしれませんね。
おすすめのグリス
19ヴァンキッシュおすすめです