イレクターパイプで自作2段ベッド!車中泊も快適で棚にもなって荷物もたくさん積める仕様

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車中泊用自作ベッド記事その①

 

前のブログで車中泊用自作ベッドの記事を書いていたのですが、結構見てくれてる人が多く、もっと詳しく教えてほしいとのお問い合わせをいただきましたので書きなおしてみました。

 

といっても詳しい寸法なんかは測ってませんので、作る際の参考程度にしてもらえたらと思います。

 

ベッドを作ったのは2014年12月。

 

最初は10系アルファード前期7人用として製作しましたが、その後10系アルファード後期8人用で使い、その後20系アルファード後期でも使いました。

 

アルファード乗りの方以外でも参考になることはあると思いますので、よければぜひ読んでいってください。

 

写真を見てもらったらわかりますが、今では結構生地なんかがくたびれてきています。

ベッドを作る時に条件としたこと

・1歳になる長女が動き回る場所がほしい

・子どもが安全に動き回れるように

・普段は2列目は今までと変わらず広々と使えるように

・ベッド下は十分な荷物が積めるように

・ベッドのセッティングは嫁さんでも簡単にできるように

・家族3人が快適に寝れるように(2014年当時)

こんなことを考えながらベッドを作りはじめましたが、当時の汚い適当な写真と今の写真合わせて見ていきたいと思います。

 

まずは車中泊用自作ベッド記事その①として、3列目ベッド製作編です。

 

記事は①〜④まであります。最後に全記事のリンクも貼ってありますので、合わせてご覧ください。

 

 

3列目をベッド兼棚に

 

ミニバンの特徴として、3列目にも人を乗せれるということが挙げられるのですが、自分はそれは無視して3列目のシートは取ってしまい、常時ベッドの状態にしてしまいました。

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先に完成図を貼っておくとこんな感じです

作った当初は7人乗りアルファードだったので実質4人乗り、その後8人乗りを買ったので、3列目ベッドだと5人乗りの状態です。

 

ただ人を乗せることがあまりないので、子どもが動ける場所と、そして釣りを快適にするためにもこのような状態にしました。

 

製作してから何年もの間、子どもたち飽きることなく喜んで3列目でゴロゴロしてましたし、荷物も下にきっちり収納できるので、作ってホントによかったと思います。

 

さて、では早速ベッドの製作手順などを書いていきます。

 

ベッド製作に必要な物

・イレクターパイプ

・イレクターパイプ専用ジョイント

・パイプカッター

・イレクターパイプ専用接着液

・コンパネ12mm(コンクリートパネル)

・アルミ保温シート(銀マット。寒さ対策として)

・ウレタンスポンジクッション6センチ

・レザーカバー

・タッカー

・スプレーノリ

ベッド製作に使ったものはこんな感じです。

 

ベッド足組製作手順

 

①3列目のシートを外す

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まずは3列目のシートを外します。

 

②寸法を測ってイレクターパイプをカットする

次に寸法を測りながらイレクターパイプをカットしていきます。

 

普段2列目を広く使えるように、まずは2列目のシートの位置を決めます。座って足を少し伸ばせるぐらいに設定しました。

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2列目のシートの位置を決めた後は、まずは四隅の足場となる位置を決め、メジャーで測りながら、外枠から徐々に作っていきました。

 

ここで注意したのは、2列目部分も前までベッドをつなげる予定でしたので、前と高さをきっちり合わせることで、短く(低く)切りすぎるとどうしようもないので、とりあえず少し長めにカットしておきました。

パイプカッターを使いイレクターパイプをカットしていくのですが、自分はダイソーのパイプカッターを使いました。

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安い割には十分使えるのですが、サイズが少し小さいので手が痛くて大変だった覚えがあります。

イレクターパイプ専用接着液はこちらを使いました。

 

結局完成した足組はこんな感じです。

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右側を少し広く、左側を少し狭く、といった感じで、左右対称ではありませんが、理由あってこのような形にしました(理由は、目次の項目「ちょっとした機能」で記載しています)。

 

だいたいどのような足組にしようかは考えていたので、四隅の位置と高さが決まってからは比較的すんなりとできました。

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2列目側

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2列目側

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トランク手前側

角もできるだけ補強を入れてあります。

 

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2列目側の角はV字になるように補強をしてありますが、トランク手前側は荷物の出し入れを考えてVではなく片側だけの補強にしてあります。

 

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足組左側

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足組右側

 

では次にベッド部分の製作について書いていきます。

 

 

 

ベッド部分パネル製作手順

①コンパネ(コンクリートパネル)の加工

自分は12mmのコンパネを使用しました。表面だけ革シートを貼るようにすると裏面はむき出しになるので、裏面は塗装されている方がいいかと思います。

 

コンパネはホームセンターにも売っています。

 

車内の寸法を測りながら、細かくカットしていきます。

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ここは器用な友人に手伝ってもらいました。

 

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何度も何度も細かく調整しながらカットしていき、やっと完成です。

 

が!ここでミス発生・・・黄色い塗装面を裏にするはずが表面にしてしまいました。まぁ見た目が悪くなるだけで、これといって問題はありません。

 

ちなみに3列目ベッド部分は横140×縦120ぐらいありますが、コンパネは2枚使用しました。

 

②アルミ保温シートを巻いてタッカーでとめる

さて、次に寒さ対策としてアルミ保温シートを巻きます。

ベッドが140×120なので180×180を買いました。

 

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これは2列目のベッドを作った時の写真ですが、こんな感じで巻きます。

タッカーでパチパチとめていくのですが、ただ巻いてタッカーでとめるだけではアルミ保温シートは浮いてしまいますので、スプレーのりを使ってアルミ保温シートをしっかり貼りつけながらとめていきます。

 

スプレーのりは絶対にした方がいいです。

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スプレーのりで貼りつけないと浮いてしまい最後の出来につながってくるので、アルミ保温シートを巻く際は使用することをおすすめします。

 

③ウレタンスポンジクッション(6cm)を貼る

次にスポンジを貼っていきます。

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スポンジの厚さは6センチ。ここもスプレーのりをしっかり使って貼りつけていきました。

 

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ベッドのパネルは4枚に分けていて、適当に置いてある状態です。

スポンジは楽天の「ソフトプレン」というお店でオーダーしました。少し大きめで頼みました。

 

④レザーを巻く

さて、ベッドのパネルつくりもあと少し、スポンジを貼りつけた後はレザーを巻いていきます。

 

もちろんここもスプレーのりを使います!スプレーのりめちゃくちゃ大事です!

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角っこをきれいに仕上げるのが大変でした・・・!

 

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角っこをしっかりまとめないと浮きがでてきますので、しっかりまとめてタッカーでとめます。

 

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タッカーを1周うつのもなかなか大変ですが、できるだけ細かくうっていきました。

レザーは「RESTA」で長さを決めて注文しました。

 

そしてようやく完成!!

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完成!と言いたいところなんですが・・・まだベッドパネルをのせているだけなので固定できていません。

 

⑤パネルとイレクターパイプを固定する

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パネルの表裏をミスしてしまったので、少し不細工に・・・

「J-46」という部品を使い、パネルとイレクターパイプを固定できるようにします。一応接着剤も使用しました。

 

ここもしっかりと位置を決めないといけないのですが、まず「J-46」をパイプにはめ、そしてパネルをハメてネジでとめる前にしっかり位置決めをします。

 

そして位置決めができたら、ネジを締める穴に黒マジックを入れ、パネルに印をつけてあげればしっかりとした位置で固定ができます。

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あとはネジで固定して、パネルをはめるだけ。

 

ようやく完成

 

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しっかり測ったおかげで完璧です。

 

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2列目部分にベッドをつなげるためにパネルを乗せる余裕を残してあります。

 

 

 

ちょっとした機能

高さのある物を積むために

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足組の右側は少し広く作ってあり、横棒の2本は脱着可能にしてあります。

 

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3列目をつぶしてしまい高い物を積めなくなってしまうので、一応このようにしておけば高い物も積めるなということでこのようにしてみました。

 

パネルを4つに分けた理由

最初はパネルは2つにしようかと思ったのですが、4つにしました。

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4つにすることによって、2列目からでもベッドの下にある物をすぐ取れるようにしました。このように開けれます。

 

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一応固定できるようにもしています。

 

4つに分けることで過程がかなり大変でしたが、4つに分けておいてよかったと思っています。

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常時この状態ですが、ベッド下にも十分荷物を積めるし、ベッドの上にも高さのある荷物を積めますし、作ってホントによかったなと思います。

 

製作に使ったものまとめ

 

イレクターパイプ

イレクターパイプ専用ジョイント。いろいろな種類があります。

イレクターパイプ専用接着液

パイプカッター。ダイソーカッターもそこそこおすすめ。

タッカー

スプレーのり

コンパネ12mm。塗装ありがおすすめ

アルミ保温シート

ウレタンスポンジクッション

レザーカバー

 

ベッド製作続きの記事

 

今回は、3列目のベッド製作を書かせていただきました。

 

続きは以下です。

 

その②7人乗りシートセッティング編はこちら

 

その③8人乗りシートセッティング編はこちら

 

その④完成編