20系アルファード、スロットルコントローラー取り付けについて。
スロコンをずっと使ってきて、スロコンなしでは運転できないようになってしまったので、もちろん今回も前車から引き継ぎ取り付けしました。
スロットルコントローラーとは・・・簡単に言うとアクセルのレスポンスをよくするためのパーツで、加速もよくなります。
本体は前車からずっと使用してきた「PIVOT 3-drive・COMPACT」です。
今現在、COMPACTはなくなって、「EVO」に変わっています。
▼3drive・EVO
スロコン本体とは別に車種専用ハーネスが必要になり、20系アルファードは「TH-2A」です。
取り付けはできればハンドル下パネルを外した方がいいので、パネルをしっかり外すなら1時間程度でできるかと思います。
必要工具→+ドライバー(必須)、内張りはがし(あると便利)
内張りはがしもあると便利です。
・追記
「COMPACT」はOBDコネクタから電源をとってましたが、「EVO」はアクセルコネクタに専用ハーネス「TH-2A」を割り込ませるだけと簡単になっています。
公式動画もあるので貼っておきます。
以下20系アルファードに「COMPACT」を装着したときの記事ですが、そのまま残しておきますので「EVO」等スロコンを装着する方も参考にしていただけたらと思います。
取り付け位置
ハンドル後ろに装着
まず、取り付け位置を決めますが、自分はいつもここに取り付けします。
単純に見やすく、ボタンも操作しやすいという理由です。
ハンドル下パネルを外す
電源をとったり、配線をアクセルペダルコネクターとつなぐため、ハンドル下パネル類を全て外す必要があります(参照:20系アルファードハンドル下パネル取り外し方法)。
外さなくても作業はできますが、外した方が断然快適に、そして配線類をキレイまとめることができます。
キックパネルを外す
まずは、アクセル右側にあるキックパネルを外します。
赤〇のキャップを指で回すと簡単に外れます。
キャップが外れたらパネルを外しますが、右側から手を入れて軽く引っ張るだけで簡単に外れます。
ここまでは簡単にできます。
ハンドル下パネルを外す(1つ目)
次にハンドル下パネルを外していきます。
赤〇の2つのネジを+ドライバーで外し、矢印の位置に2か所クリップというかレバーがあるので、レバーを押しながら下に軽く引くとパネルが外れます(下の画像参照)。
この黒いレバーを押しながら外します。
このようにパネルが外れますが、ここにOBDコネクターがついています(参照:20系アルファードOBD2コネクターの位置→邪魔なので移設してます)。
OBD2コネクターへのつなぎ方は後程説明します。
OBD2コネクターは両サイドのツメを押しながら引っ張ると簡単に外れます。茶色のクリップもすぐに外れます。
1つ目のパネルが外れました。ネジ類はなくさないようにまとめておきましょう。
この状態でも配線をつなぐことは可能ですが、もう1つパネルを外した方がやりやすいです。
ハンドル下パネルを外す(2つ目)
次に2つ目のパネルを外します。
赤〇の3つのネジを+ドライバーで外しますが、ネジを外しただけでは何も動きません。
次にツメに注意しながらパネルを外していきますが、ここは手でも外れますが内張りはがしがあった方が断然良いです。
内張りはがしはオートバックスやホームセンターにも売ってるのですぐに入手できます。
内張りはがしを差し込むとすぐに外れますが、ツメが弱く破損しやすいみたいなので注意が必要です。ツメが折れたり変形するとめんどうなので、一気にはがさず徐々に手前に引っ張るように外していきます。
こんな感じで外れますが、ここにもカプラーがついています。
赤〇のカプラーは、左がETCのアンテナ線、右がナビ連動電源です。
上の写真には写ってませんが、ETC配線の下にもボンネット/給油口オープナーのレバー(青〇)がついています(赤〇部分)
ボンネット/給油口オープナーレバーもツメをスライドさせてあげるだけで簡単に外れます。
4つのカプラーを外すことでパネルが完全に外れます。
これでハンドル下パネル2つが外れました。
手順見ながらでもここまで10分程度でできるかと思います(参照:20系アルファードハンドル下パネル取り外し方法)。
では、スロコンの配線をつなげていきます。
配線接続方法
スロコン本体からでている赤〇カプラーとハーネスからでている赤〇カプラーをつなげ、緑〇はアクセルペダルコネクターへ割り込ませ、黄〇はACC電源とアースにつなげます。
※黄〇は本来OBDアダプターがついてるはずですが、レーダーでOBDコネクタを使っている為、自分はACCとアースにつなげるように加工(といっても、配線を切るだけです)しています。
OBDコネクターをすでに使用している人はこのように加工するか、もしくは分岐ハーネスもあります。
アクセルペダルコネクターに割り込ませる
アクセルペダルコネクターはアクセルのすぐ上にあります。
ツメで固定されていますので、ツメを押しながら引っ張ると簡単に抜けます。
さて、スロコンハーネスをアクセルペダルコネクターに割り込ませます。
青〇を外したカプラーへ、赤〇をアクセルペダル上のコネクターへ。
カチッとはめるだけなので、ここは簡単にできるかと思います。
スロコン本体から配線を足元へ
次にスロコン本体から出ている配線を足元へ持っていきます。
本体は置いてるだけで固定はまだしていません。固定してしまってもいいですが、自分は最後に固定しました。
ここの隙間を通せば簡単に裏に配線を持っていけます。
足元まで持っていった本体から出ているカプラーを、ハーネスから出ている白カプラーにつなげます。
つなげたあと、配線がだら~んと落ちてこないようにどこかにタイラップなどで固定しておいた方がいいですね。
さて、最後に電源をとる作業です。
「ACCアクセサリーとボディーアースから電源をとる場合」と「OBDコネクターから電源をとる場合」の2パターン書いておきます。
ACCアクセサリーとボディーアースから電源をとる場合
自分はACCとボディアースから電源をとっています。
アクセル足元右側キックパネルを外したところに青いカプラーがあります。
その青いカプラーのピンク線がACCアクセサリー線になります。
エレクトロタップを使い、スロコンから出ている赤線をピンク線につなげます。
黒線(アース)はクワ型端子を使い、ハンドル下小物入れ裏にある車体金属とつながっているボルトにつなげました。
これで電源はとれたので、あとは通電確認をするのみです。
パネルを戻す時は、配線が落ちてきてアクセルなどに絡まないようにしっかり固定しておきます。
OBDコネクターから電源をとる場合
OBDコネクターから電源をとる場合は、まず、配線が落ちてきてアクセルなどに絡まないようにしっかり固定し、パネル(2つ目)を戻します。
OBDコネクターはアクセル上にあります。
赤矢印は配線を通す穴になっています。
スロコンの配線はもうアダプターなどがついているので通せないようになっていますが、どうしてもここを通してキレイにするのならば、コネクターにつなげるアダプター配線を切ってギボシでつなぐなどすれば大丈夫です。
OBDコネクターに配線をつなげパネルを戻すわけですが(もちろんパネルを戻してからOBDコネクターにつなげてもいいです)、
どちらにせよ配線が落ちてきてアクセルに絡むなどないように安全面を考えてしっかり固定することが大事です。
自分はレーダー探知機をつけるのにOBDコネクターから電源をとっていますが、この位置だとアクセルを踏むのに邪魔になったり、パネルを外す際にいちいち邪魔になるので、移設して使っています(参照:20系アルファードOBD2コネクターの位置→邪魔なので移設してます)。
さて、OBDコネクターに配線をつなげたら、あとは通電確認をするだけです。
通電確認
鍵を回し(プッシュスタートを押し)ACC状態で通電確認します。
取り付け方法、固定場所。そして完成
取り付け位置を脱脂
いよいよ最後です。取り付けする場所に両面テープがきっちりつくように脱脂しておきます。
別にしなくてもいいですが、汚れていたりすると両面テープがはがれやすくなります。
オートバックスやホームセンターでも売ってるので、すぐに入手できます。
取り付け
本体の裏に両面テープを貼り、取り付けします。
10mmの両面テープを持っておくと何かと便利です。
まさにスロコンを置くための場所といってもいいぐらいちょうどいいスペース。
横から見てもいい感じです。ハンドル位置は1番下げて使っています。
ハンドルを1番上の位置にしても問題ないです。
運転席からの目線ではこんな感じになります。ボタンも押しやすいです。
初期設定を忘れないように
スロコン装着後は初期設定が必要です。
設定方法は説明書にわかりやすく書いてあります。
▼3drive・EVO
▼専用ハーネス「TH-2A」
▼3drive・PRO
その他オートクルーズ付きなどいろいろ種類あるので、好みのもの探してみてください。
▼使ったものなど
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